老衰死 穏やかな最期を迎えるには②

投稿日:2015/09/26

②死が迫った高齢者の脳は炎症や萎縮により機能低下し、苦痛を感じることはない

「痛い」とか「苦しい」は生き残るために必要なサインで、老衰死が近くなってくるとそういうサインは出ないとのこと。

将来、自分が老衰死で死ねるのか全く予測不能ですが(苦笑)、老衰死で安らかに死ねる話を聞くと、少し心が落ち着きます。

 
nhk

 

 

 

ⒸNHK

 

③QOD(Quality of Death)が問われてきている

番組では「死の質」と直訳されていましたが、「質の高い最後」をどうやって迎えるか、医師だけでなくコメディカルや患者も巻き込んだ議論になるので、なかなか結論の出ない話だと思います。

個人的に、建設的で生産的な議論に必要だと思うポイントを書いてみました。

・先行している海外の事例(QODの1位は英国で、日本は23位)を参考にする
・できるだけ患者さんに意思決定してもらうようにする(そういう意思決定を支援する環境を作る)
・死に関するタブー(先入観)についての議論を進め、残すものは残し、必要ないものは捨てる

現状23位ということは、QODに関して改善すべき点が多々あるわけで、盲目的に海外のやり方を導入しても上手くいくとは思えませんが、まずは情報(知識)として知ることが必要かと。

それから、意思決定とタブー(先入観)については、川島なお美さんのケースを持ち出すのは適切ではないかもしれませんが、私は「彼女なりに質の高い最後を迎えることができたんじゃないのかな」と思っています。早めに出会った医者の言う通りに手術をしていたら、もう少し長生きできたのかもしれないといった報道もありましたが、先入観を排除して彼女なりに意思決定した結果だと思うので、家族も含め、これはこれで幸せな形ではないかと。

ご冥福を祈りつつ、それでは今月はこのへんで。

トップへ