機能強化型在宅療養支援診療所と在宅療養実績加算④

投稿日:2015/08/06

ここまで「医師は院長1人でもOK」と書いてきましたが、在宅医療のクリニックの運営を院長1人きりでやるのは良くないと考えています。

どういうことかと申しますと、外来メインのクリニックでは、ほぼ院長1人きりでしっかりやっているところも多いものの、在宅医療は、ペーパーレスが進んでいない二大業界である、医療と介護の両方に関わっていて、かつ双方の密接な連携が必要不可欠です。そのため、在宅医療の現場では、公式・非公式を問わず、紙やFAX、電話を使った情報交換が非常にたくさん発生しています。

電子カルテを使うことで情報の交通整理などある程度の効率化は図れますが、在宅医療では、人手を使ったほうが融通が利いてメリットが大きいと思います。(電カル+人手の併用が理想です)

具体的には、事務員(クラーク)や相談員(ケースワーカー)を採用して、小さいなりにも組織化していくべきだと考えます。幸い、事務員さんや相談員さんの採用は、医師の採用に比べてハードルが低いですし、また分業体制を工夫すれば、パートさんでも組織的に動けるクリニックが実現します。

もともと在宅医療は、医者がひっぱって全部やるという医療ではなく、「医療職、介護職、患者さんやご家族、行政など」関わる人が同じ目線で協力してやっていくという医療ですから、院内も多職種協業型にしておくほうが、多様な接点から地域に溶け込んで行きやすいと思います。

実際、先生方が努力しても、医師という名前だけで、とっつきにくさを感じる人は多いので、複数のスタッフがいて親しみやすい雰囲気のクリニックを目指していくと、相談や新規の依頼もたくさん来て、結果的に経営も上手く行くことが多いです。

エムイーネットでは、
・常勤医師は院長1人だけど、事務方の力を借りてバッチリ組織化
・地域に溶け込んで、実績もしっかり
という「スマート在宅クリニック」作りのお手伝いを今後もやっていく所存です。

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