機能強化型在宅療養支援診療所と在宅療養実績加算①

投稿日:2015/08/03

暑中お見舞い申し上げます。

「在宅医療は、組織化して複数医師で対応するようにしないとダメ、
という話を聞いたけど、本当にそうなんでしょうか?」といった
質問を先生方から時々いただきます。

これに対して私は、「経験上、医師は院長1人という体制でも、
在宅医療はしっかりできますよ」と答えています。

2012年(平成24年)の診療報酬改定で、機能強化型の在宅療養
支援診療所という制度が出来ました。

この施設基準の1つに
・在宅医療を担当する常勤の医師が3名以上配置され、他の連携
保険医療機関(診療所又は200床未満の病院)との合計でも可

という項目があって、行政が「在宅医療は、複数医師で対応する
ようにしていこう」という方向性を示した感じがしました。

しかしながら、この方向性は上手く行かず、昨年(平成26年)の
診療報酬改定で、機能強化型在宅療養支援診療所の基準が大きく
変わり、かつ「在宅療養実績加算」という制度が新設されました。

昨年初めて登場したためか、「在宅療養実績加算」の存在自体を
知らない先生方も多いようで、点数や施設基準は以下のように
なっています。

[点数]
・在宅療養実績加算(緊急、夜間又は深夜の往診) 75点
・在宅療養実績加算(ターミナルケア加算) 750点
・在宅療養実績加算(在宅時医学総合管理料)
   同一建物居住者以外の場合 300点
   同一建物居住者の場合 75点
・在宅療養実績加算(特定施設入居時等医学総合管理料)
   同一建物居住者以外の場合 225点
   同一建物居住者の場合 56点
・在宅療養実績加算(在宅がん医療総合診療料) 110点
[施設基準]
・過去1年間の緊急往診の実績が10件以上かつ
 看取りの実績が4件以上であること。

(続く)

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